村上春樹と「韓国と日本のリベラルの差異」について、反差別カウンター

村上春樹が学術会議問題、コロナ対応で「最近の日本の政治家は最悪」と批判しているインタビューを読んだ。 

オウム真理教事件から「社会的」「公共的」な発言をするようになってきたけど、村上の発言には違和感がありますね。
 
村上春樹はずっと「公共善」のために闘うことを冷笑してきた作家です。

 今の反動右翼が権力を握っている状況を招いた責任があるひとりなんで村上のインタビューを読むと何を寝ぼけたこと言ってるのかと思いましたね。 

韓国の方によると小説は上手いけど反動的な作家とズバリ指摘していました。
読むそうですけどね。 
(ちゃんと見てるんだなーと感心しました。
韓国では「公共善」のために闘う人を嘲笑冷笑する雰囲気は殆どないそうです。 

村上春樹は1980年代から冷笑を続けてきた訳で戦犯の1人ですね。 社会派っぽい題材で書いたりもするけど根っこは変わってない。 
韓国でよく売れるのは珍しいタイプだからじゃないですかね。 

村上の世代は全共闘運動で傷ついたり挫折した世代なんです。 
政治に挫折すると文学に行くのが日本のパターン。 
両方やればいいのに、政治運動をやってる連中に存在を脅かされるから嘲笑する訳です。 
かといって戦前の反動連中みたいにはなれない。 
だから、飯くって本読んでセックスする話ばかり書いている。 

それが日本的リベラルですね。 
なんもしない。 

頭はリベラルなんですけどね。
差別は反対だし。 

だけど、韓国のリベラルのように当たり前のように「公共善」のためには闘わないで冷笑、というか距離をおくことをクールだと思っている。

運動が個人を抑圧するものに見えるんですね。 
という訳でシコシコ地道に運動やっていた日本会議の右翼連中に負けるし、現に負けた訳です。 

左翼を忌避、冷笑するなら日本会議を抑えなきゃいけないのに「壊れやすい卵」の立場に立つと見得を切っているだけですから。 
ほんといい加減にしろよ💢 

でも、反ヘイトでリベラルの人は立ち上がりましたからね。 
反ヘイトが民主化運動にみえる理由でもあります。 リベラルデモクラシー社会を守ろうとしている訳で立派です。 

しかし、問題は果たして日本はリベラルデモクラシー社会かどうかわからないってことですね😂 
たぶん、違うんですけどね。 

カウンターに行くとヘイターは日の丸、旭日旗を掲げてヘイトしているんです。 

で、集会の最後に「天皇陛下万歳!」をやる。 カウンター側は場所によりますが数や声量で圧倒しているけど「天皇陛下万歳!」にはカウンターかけてないですね。  

要は大日本帝国肯定派がリベラルデモクラシー社会を抑圧していることに反応してない。

安倍らも「天皇陛下万歳!」をよくやりますしね。 「天皇賛美は人権の敵」であることは明白です。

戦略的に無視しているのはわかるけど問題があると感じましたね。 

他の国にはない日本独自の文脈です。

なので、日本で「リベラル」をやるなら、ちゃんと大日本帝国肯定派=日帝派と対峙・対決してもらわないと困るなというのが実感ですね。

「なんで日本は他の国と違って「リベラルデモクラシー社会じゃないんだ」と現実否認したいのはわかるけど、違うんだからしょうがない。

日本は非欧米で唯一帝国主義植民地主義に走って「成功」してしまった国ですからね。

我々日本人の植民地主義の被害国で「リベラルデモクラシー社会」を実現した韓国とは違うし、アメリカとも当然、日本社会は違う。

過去と対決しないとまた繰り返しになるのだから。